FIREとは「Financial Independence, Retire Early」の略語で、経済的独立(Financial Independence)と早期リタイア(Retire Early)を達成し、お金に縛られないライフスタイルを確立することを指す。
FIREを達成するためには、まず経済的独立を達成することが求められ、経済的独立のためには主に3つのアプローチがある。具体的には以下の3つだ。
- 資産運用によって経済的独立を達成する
- 不労所得によって経済的独立を達成する
- 資産運用と不労所得によって経済的独立を達成する
以下、それぞれについて解説していく。
資産運用によって達成する
資産運用は、自らの資産を投資によって増やしていく行為のことを指す。投資にはさまざまな手法があるが、FIREを早期に達成するためには、ある程度のリターンが見込まれる投資手法で資産を運用する必要がある。
結論から言えば、株式や投資信託への投資、不動産投資、仮想通貨への投資、債券への投資などが挙げられる。定期預金なども資産運用の手法に数えられるが、ほかの手法に比べてリターンがあまり見込めないため、FIREを達成するための投資手法としては不的確だ。
注意点・ポイント
リターンが多く見込まれる投資手法は一般的にリスクも大きい。そのため「分散投資」をすることによってリスクを小さくする工夫などが求められる。
不労所得によって達成する
不労所得とは一般的に、働かずに所得を得る方法を指す。不労所得にはさまざまな方法があるが、FIREを達成している人が得ている不労所得で代表的なものとしては、ウェブサイトに掲載した広告から収益を得る「アフィリエイト」などがある。
ウェブサイトを運営してアフィリエイトで広告収入を得るためには、当初はウェブサイトのデザインや記事の執筆などの労働が必要となるが、過去に書いた記事が多くの人に読まれ続ければ、将来的にはあまり記事を多く書かなくても収入が継続的に入ってくるようになる。
ちなみに資産運用も不労所得の一種に数えられるが、ここでは区別して考えることとする。
資産運用と不労所得によって経済的独立を達成する方法
この方法は、資産運用と不労所得のハイブリッド型だ。
資産運用の場合、元金がある程度大きくないと、投資収益も多くは見込めない。一方でアフィリエイトなどで不労所得を得ることを目指す場合も、ウェブサイトの運営に成功しなければ多くの不労所得を得ることができない。
そのため、こうしたケースでは資産運用と不労所得を組み合わせて経済的独立を目指すのが一般的だ。